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私は幻想に焦がれた



中年男性は私のストライクゾーンど真ん中だ。

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しかし私の理想とする中年男性は現実では希少価値らしい。
中年男性の何がいいか、その少しくたびれた姿だ。若さを失いかけて自信をなくしかけてる様をみるとたまらない。さらにそこから自分の魅せ方を心得ている中年男性をみると拍手喝采を送りたくなる。


まぁこういった魅せ方を心得ている中年男性というのはだいたい芸能人だったりするのだが。もしくはそれを餌に女を弄ぶことに長けた奴もいる。私はそんな奴らに騙されたい、というわけではない。


できれば遊びつかれて孤独感を感じている人がいい。もうそろそろ腰を据えて生きていくかと考えている人がいい。
しかしなかなかこのような中年男性に出会うことはない。会いに行くなら小説か、ドラマか、創作の世界になってしまうのだろうか。


魅力的な中年男性はそういった幻想を売ることを生業にしているのではないだろうか。先で述べた女を弄ぶ中年男性も、そういった幻想を餌にして女を得ているのではないだろうか。


こう文字におこしてみると私はつくづく理想主義者なのだなぁと思う。私が焦がれていたのはただの幻想にすぎず、中年男性の本質を見極めようとしていなかった。


時折結婚観的なものをここに書いたりしているが、私の想像する結婚にこれらの中年男性は該当していない。


つまり、そういうことなのだ。




私は幻想に焦がれた。存在し得ない空想に憧れを抱いていたのだ。




幻想は幻想、現実は現実。これを混同すると恐ろしいことになるなと思いながら、ラ王袋麺豚骨味を啜った。




ポンコつっ子