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人はいつから「大人」になるのか



人はいつから大人になるのか。何をすれば、何ができたら大人になるのか。



20歳の年に成人式を行い、さぁあなた達は大人になりました!大人に相応しい振る舞いを!とでも言われるわけでもなく、ただなんとなく成人式を受け飲酒喫煙が許される身分になったと感じるくらいだ。



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そもそも大人とはなんだろうか?収入を得ていれば大人?結婚していれば大人?

おとな【大人】

十分に成長して,一人前になった人。成人。 ↔ こども 「 -になる」
考え方や態度が一人前であること。青少年が老成していること。 「年は若いが,なかなか-だ」 「君の考えもだいぶ-になったね」
元服をすませた人。成人。 「 -になり給ひて後は,ありしやうに,御簾(みす)の内にも入れ給はず/源氏 桐壺」



辞書を調べてもイマイチしっくりこない。一人前とはなんだろう?なんて理屈ぽいかもしれないが、私はまだ自分のことを一人前だなんて思ったこともない。

だけど「もう子供ではないな」というのは良く思うことがある。それはなぜかと問われたら社会人として収入を得るようになったことが大きいのだが、大人というカテゴリでみたら一人前でも、社会人というカテゴリでみれば私はまだまだ幼く一人前とはほど遠いのである。


残念なことに大人と子供のはっきりした境界など存在しないと思うのだ。存在しているとすればそれは社会における共通概念であり、一個人が自分が大人になったと明確に感じるタイミングは各々異なるはずなのだ。

しかし私達は年を重ねればいつのまにか大人であることを求められることになる。不明瞭な定義の上にある「大人」という存在。私達は大人であることを求められると同時に大人とは何者であるかと問いかけられているのだ。


社会人になり、大人の入口に足を踏み入れた私の前に現れたのは、「大人とは曖昧で不明瞭な存在だ」という実感だった。大人とは何者か誰も教えてくれない、これは自分で探さないといけない。自ら探し出しなさい、己の答えを見つけなさい。それを感じたときに私はようやく大人に近づいた気がした。



私は既に子供ではない、大人に成ろうとしている人間である。



その答えを試行錯誤して探し出そうとしている最中なのだ。