昔は「アニメが好きです」と言うとドン引きされたりしませんでしたか



物心ついたときからアニメが好きでビデオテープに録画して何度も何度も擦り切れるまでアニメを観ていた。親にアニメばっかり見てないでと言われてもアニメを観ていた。私の頭の中にはいつもアニメがいた。


別に現実逃避がしたいわけじゃない、観てみたらあんまり面白くなかった...そんなことがあっても良い。アニメを観る時間はたまらなく幸せだったしその世界に心を埋めてみることが大好きだった。作者の頭の中に何があるのか想像することも醍醐味だった。私は美術館にも図書館にもあまり行く人間ではなかったが、大人になった今では一流画家の絵画も芥川賞をとった小説もみんな同じくらいの価値を持っている。


高校生のころなんかは休みの日はアニメ観てますなんていうと「うわっwきもっ!!オタク引くわーwww」なんてよく言われたものだからアニメを観ること=悪いことであるかのように勘違いしたものだ。なぜ自分の好きなものがさも当たり前の様に叩かれるのか悔しかった。所謂アニメオタクというやつは世間のアンダーグラウンド的な立ち位置に置かれていて、夜な夜なひとりアニメを観ながら微かに微笑むくらいしかできなかった。

なぜ
I ♡ MUSICは持て囃されるのに

I ♡ ANIMEは許されないのか

アニメオタクはもっと誇りを持っていいはずなのに埃のある場所へ追いやられてきたような、そんな寂しさのようなものも感じていた。


それが今ではどうだろうか

アニメは割と大衆化されてきたように思う。ファッション雑誌でもアニメオタクモデルなんてやつが出始めて、アニメはオタク文化からサブカルチャー的なものへ変貌を遂げていった。
ハ◯ヒがなんとかかんとかであの花のあな◯がどうだのこうだのアニメの話をすることがわりかし気楽になったように思う。


アニメは狭く深い文化から広く浅い文化へ変わってしまったのだろうか?自分が観たいアニメではなく、これを押さえとけばとりあえずアニメ語れるっしょ?と言わんばかりの視聴者視点。いつの間にか深夜アニメは1クールが当たり前になってしまったし、まぁなんとなく軽い気持ちで観れるようなものが増えていったように思う。売れている漫画をとりあえずアニメ化しとけ、そうすりゃある程度は金になる。もしかしたらそれくらいの思いでアニメ化に至ったものもあるのかもしれない。



アニメが好きですと言いやすい世の中になった。でもまだ違う。何かが違う。



I LIKE ANIME



そう、アニメはLOVEからlikeへと姿を変えようとしている。変わらざるを得ない状況に置かれ始めている。
大人になった今だから言える。自分という人間が何を好み何を望んでいるか、口に出すことができる。



諸君、私はアニメが大好きだ。日本のアニメが大好きだ。

I ♡ ANIME

I ♡ ANIMEなのだ。


孤独なアニメオタク達に乾杯!