誰も愛しかたを教えてくれない

あなたのことはそれほど、ドラマ化しましたね。毎回観てます。原作から追いかけていたのでちょっとイメージが違うなと思ったりするのですが、東出くんが好きなのでそれが全てです。

 

東出くんの役である涼太というキャラクターは狂気的な愛の持ち主と謳われていますけど、なんか原作読んでいたときはあんまり考えなかったのですが、正しい愛ってなんだよと思いました。若干ネタバレになりますが、涼太の美都に対する愛し方って涼太の父親の影響を多分に受けているんですよね。愛する妻のためなにも怒らず指摘せず、ときには愛息子の気持ちさえも無下にしてしまう妄信的な愛情。子供から大人になるようにどのように愛し合うかをどうやって見てきたかってすごい影響力ですね。

 

個人的には美都もそこらへんかなり迷走してると思うんですけど、お父さん不在で大人になっているようなのでそのあたりもっと掘り下げていくと美都の「思い込みの激しさ」の所以もわかってくるのかも。

 

まぁでも涼太や美都を否定したからといってどういう愛しかたが正しいのか私はわからないです。というか、そういうのって誰も教えてくれないですよね。なんでだろうと思って。みんなそれで死ぬまで悩んだりしているのに、なんで愛しかたを教わる場所ないんだろ。見た目をどうとか仕草がどうとかいうのはあくまで入口の話であって、涼太が何をどうなおしていくか、なおす必要がそもそもないのかなんて誰も教えてくれないですよ。スタンダールだって個人的哲学を述べるにとどまっているじゃないかと否定的に見ちゃいます。とはいえ不倫はダメという認識は勿論ですけどね。でも他人を批判できるほど自分が成熟しているとも思わないです。なのでドラマはドラマで創作物として楽しみます。